(2/26 13:00)書き溜め分を新規投稿、継続を予定。
■民主党方式の一体改革は、限りない増税少子化とGDP低迷の未来
『橋下維新 これが「維新八策」だ! 骨子全文(記事)』や『「船中八策」を説明「大阪都構想から道州制へ」(記事)』、『橋下徹氏が手に入れた「ベーシックインカム」という新兵器(ダイアモンド社記事)』などと言った記事を拝見すると、諸施策は時間が必要なものが多いとは言え、アンチ橋下ではない1国民の目からは現状の改善には相応しいと感じます。
ベーシックインカムに対する説明として、ダイアモンド社記事における「所得税30%を仮定」とした前提には若干の疑義を感じますが、所得税累進課税の現状を
■一体改革とは?
翻って、一体改革の内容は何でしょうか?
一般国民に向けて『内閣官房が公開する「社会保障・税一体改革パンフレット」(PDF記事)』は一体改革に対する長い背景説明と、政治改革のための手法を検討すると主張(努力項目を列記)するばかりで、国民の大多数を占める低所得世帯層からの反発が大きい消費税増税を、一体改革という表現へと看板をすげ替えたようにも見えるし、同パンフレットでは消費税増税だけが決定されているとしか感じらない点から、非常に大きな反発を抱く点が多々あります。
⇒『ダイアモンド社「“消費税増税大綱”閣議決定で疑いが深まった 野田首相の政治・行政改革への本気度」(記事)』など、分かりやすく感じながら拝見しました。
また、従来までの高齢者福祉体制を支えた就労世代であった第1次ベビーブーム世代(の払込済み年金は、自民党による年金設計の説明では、過去世代へ既に充当されている部分あり、かつバブル期に年金関係を含む政府機関が膨大な投資運用の失敗をした事も記憶に新しい)が、年金受給対象となる高齢化の時期を控え、過去世代へ提供したと同様の老齢高福祉を実現するために、新たに膨大な年金・医療・介護手当が必要な事態に対応する一時凌ぎだという観点も取り得ます。
上記観点では、(事の是非はともかく)『自民・麻生元首相「野田政権の消費税増税、手段の目的化だ」(記事)』のような主張も発生するでしょうし、『財務省「主要国の付加価値税の概要」(記事)』を拝見すれば、日本型消費税が手本とするEC各国は付加価値税では、低所得世帯層にとって影響の大きい「食料品に対する軽減税率の適用」があると言った事実を無視したまま、10%~将来的に17%とか増税議論だけが先行する現状では、低所得世帯層としては決して安易に容認できる事態では無いと考えています。
高福祉型国家の代表格とも言えるスウェーデンは消費税25%ですが、食料品や新聞・書籍・雑誌及び運輸や旅客業などに軽減税率を適用する事で、消費税の逆進性を軽減しています。
同様の高福祉型国家として、かつて「ゆりかごから墓場まで」政策を提唱したイギリスでは、あまりにも大きな高福祉負担から、一旦は低福祉へと舵を切り、福祉削減による総合的な経済状況悪化から再び高福祉へと舵を切り・・・などの政策転換があった過去を踏まえた結果なのか、上記の食料品などに対する消費税は非課税となっています。
⇒イギリスの福祉政策変遷はWikipedea記載の「ゆりかごから墓場まで(記事)」「第三の道(記事)」「福祉国家(記事)」などで大まかな動きを追えそうですが、本稿の趣旨では無いので参照元のご紹介までに止めます。
何れにせよ、今回の消費税増税に関連する軽減税率適用対象は、現在のところ新聞などのメディアに対する要求しか報道されていない点は、エンゲル係数が高止まりしがちな低所得者層にとって、消費税増税に名を借りた全収入への課税強化でしか無く、受け入れる事は非常に困難と言わざるを得ません。
『Wikipedia:消費税(記事)』では、フランスの消費税(付加価値税)19.6%が国税収入に占める割合は、日本の20.7%をを凌駕する47.1%となっていますが、食料品などに関しては5.5%の軽減税率、新聞・雑誌・医薬品等は2.1%であり、適切な政策と適切な経済誘導で食料品などに対する軽減税率が実現可能な事実を示しています。
食料品などに軽減税率を設定すると、税収目標が達成できないとの主張は、欧米の現実を見る限り、従来から日本で行われてきた政策が不適切であると言い切る如く、極めて次元の低い主張である、との謗りを免れ得ないでしょう。
■素人から見ても非常識な年金設計だと感じます。
『厚労省:平成21年財政検証結果レポート―「国民年金及び厚生年金に係る財政の現況及び見通し(詳細版)」(PDF資料)』 30ページの年金保険収入合計予測と、29ページ記載の被用者年金保険者数(就労中の年金支払可能な世代人員総計)は見事に反比例しており、被用者年金保険者数(保険料を納付する就労者数)が減少しても年金保険収入が増加するとしており、素人が見てもその根拠は非常識とも言えるものとなっています。
この辺は『JB-PRESS:厚労省の「年金ムラ」に年金改革はできない - 制度設計の根本的な間違いはなぜ起きるのか(記事)』の説明(田村氏のご主張全てに賛成する訳ではありません)と、『内閣府・経済社会総合研究所:社会保障を通じた世代別の受益と負担(記事、PDF)』(田村氏のJBP-RESS記事の説明と符合しないよう見える?!)25ページの経済前提は、2012年現在でさえデフレスパイラルが解消していないのに、既に同資料上2010年にインフレ局面に突入したと決め付けて、賃金は今後限りなく上昇し、運用利回り連動して上昇しながら4.1%前後で推移する事を前提としています。
年金保険料収入予測の前提数値では既に日本は好況期に突入しているはずですが、『Wikipedia:失われた10年(記事)』及び、『Wikipedia:失われた20年(記事)』、バブル崩壊(失われた10年など)に端を発した『Wikipedia:就職氷河期(記事)』は『Wikipedia:非正規雇用(記事)』の増加とも連携して、新卒者採用の見送り・企業倒産による失業者の増加・有期労働者雇い止めの現実、少子高齢化による影響と雇用の不安定さとも相まって、1990年代以降の就労者(若者~中高年)収入を広範囲にかつ大きく低下させている現実と、デフレ局面の経済実体を全く無視した壮大な絵空事である事実が明らかであると考えています。
そういった意味では、ネット上で多数展開されている、「政府は財務省・厚労省の代弁者」、「経団連は利益誘導のために消費税増税へ賛成」などと言った論調が、かなり真実味のある主張と感じられてきます。
先で引用させて頂いた田村氏の素人に首を傾げさせるような記事とは異なり、早大・田村正勝研究室コラム『日本だけがデフレ、脱出のカギは!(記事)』は(一部の誤字に目を瞑れば)明快で、低収入世帯層の私も十分に納得できるご主張だと感じました。
また、同記事文末記載の「ちなみに、いま国民の預金残高だけで800兆円超と過去最高となっているが、そのかなりの部分が高所得者の預金であり、国民の30%ちかくが預金ゼロに等しい。さらに国民の金融資産は、株価などの下落にもかかわらず、なお1450兆円にも上るが、これは大・中堅企業が「株主配当金」を激増させたこと、および「証券減税(税率20%から10%へ)」の“賜物”で、これらもカネの富裕層シフトを助長した。」とされる部分が目を惹きます。
低収入世帯層の多くが預金を持たないし、預金がある仮定でも何らかの突発的な「物入り」対応した「~引当金」的な性格の預金や、一部独身世帯を中心とした旅行やレジャー目的の少額預金がほとんどだと考えられます。
■政府だけでなく省庁もプロパガンダを怠らないのです
上記までに引用させて頂いた、種々の資料を考え合わせると、やはり歴代政権だけでなく、省庁も国民の思想誘導を目的としたプロパガンダを展開していると判断せざるを得ません。
(以降、継続予定です。)


by 103-t
国民はもっと政府の怠惰を批判…